中学生のスマホ機種の選び方:iPhoneかAndroidか
最近では「スマホの低年齢化」が話題に上がることも多いですが、2022年11月に実施された統計調査の結果によると中学生全体(中学1年生~3年生)のスマホの所有率は86%と高い水準となっています。
特に最近では小学校高学年くらいからスマホ所有率が上がり、小学校高学年~中学校入学あたりでスマホデビューする子供が多いです。

Androidはダサい?中学生のスマホはiPhoneの方が人気なのか
実際にスマホデビューする際に悩むのが、「中学生の子供に持たせるスマホはどの機種にすればいいか」という問題です。特にiPhoneは学生人気が高いですからね。
実際に12歳~18歳の中学生、高校生の男女6,958人を対象とした統計調査を見てみると、中学生のスマホ機種は男女で差があります↓
学年/性別 | iPhone所有率 | Android所有率 | |
中学生 | 男子 | 50.0% | 43.8% |
女子 | 73.7% | 20.5% | |
高校生 | 男子 | 67.2% | 31.4% |
女子 | 84.9% | 13.8% |
情報源:中高生が利用しているスマートフォンの割合、iPhoneが74.2%、Androidが21.9% (MMD研究所)
中学生男子はほぼiPhoneもAndroidも同じ(若干iPhone派が多い)のに対して、中学生女子の場合はiPhone派が多数です。
もちろん地域・環境によって異なる可能性がありますが、
- 中学生男子の場合iPhoneとAndroidの割合にそこまで差がない
- 男子よりも女子の方がiPhone所有率が高い(73.7%)
- 高校生になると更にiPhone率は増える
という現状があるという事は、保護者としても頭に入れておいてもいいでしょう。



特に高校生になるとiPhone人気が加速するので、中学生のうちからiPhoneを持たせるのは無難ではあります。(ただしiPhoneはAndroidに比べて価格が高いので、リユース品や廉価版の方がお勧めです)
今中学生に人気&お勧めのスマホ機種ランキング(iPhone編)
という事で中学生に人気のあるスマホ機種ランキングですが、人気の高いiPhoneモデルから見ていきましょう🎵
No1【iPhoneSE(第三世代)】:最もリーズナブルなiPhone
学生に特に人気のiPhoneですが、実際には軒並み定価10万円以上する高級ブランド”Apple”のスマホです。
そんな中iPhoneSE(第三世代)は2022年3月に発売された廉価版モデルのSE(スーパーエディション)シリーズで、本体定価は6~7万円台と他のiPhoneモデルに比べて半額近くまで安いので学生のスマホデビューには最もお勧めの機種です。
また本体価格は安いですが、処理能力を司るCPU部分のチップはiPhone13シリーズと同じA15Bionicチップを搭載しているのでスペックは充分高く、ミニサイズのiPhone13といった感じです。
・CPUはiPhone13シリーズと同じA15Bionicチップを搭載
・ホームボタンがあり小型で持ち歩きやすい
iPhoneSE(第三世代)はApple公式でも大手4キャリアでも販売されているので購入可能です。
- Apple定価:62,800円
- ドコモ定価:73,370円
- au定価:70,935円
- ソフトバンク定価:73,440円
- 楽天モバイル定価:62,800円
※税込表記価格
またドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの場合は乗りかえで2万円分の「端末値引プログラム」や、最大半額になる「返却プログラム」もあるので是非以下から料金シミュレーションで確認してみて下さい↓
・料金シミュレーション(ドコモ)
・料金シミュレーション(au)
・料金シミュレーション(Softbank)
・料金シミュレーション(楽天モバイル)
No2【iPhone14/14 Plus】:準最新モデルで最高峰スペック&画面が大きめのPlusサイズも学生向け
続いて学生にお勧めできるのが、iPhoneシリーズの2023年発売モデル「iPhone14」と「iPhone14 Plus」です。
2023年とかなり新しいモデルなので最高峰のスペックと機能を搭載しているのもそうですが、新しいモデルなのでより長く何年も最前線で使うことができる点も評価できます。
2023年春には新色のイエローが発売されている他、iPhone14には画面が大きい「iPhone14 Plus」もあるのでスマホで動画を視聴するのにもピッタリですし画面が大きいので視力低下も他よりし難いかもしれません。
特に2023年9月に最新のiPhone15シリーズが発売されたことによって若干の値下げも追い風です。
・画面が大きいiPhone14 Plusもある
・iPhone15シリーズの発売で若干の値下げ
こちらもAppleとドコモ、au、ソフトバンクで販売中の機種なので「多少値が張ってもいい」という場合には特におすすめの1台です↓
- Apple定価:112,800円
- ドコモ定価:138,930円
- au定価:129,990円
- ソフトバンク定価:140,400円
- 楽天モバイル定価:120,910円
※税込表記価格
No3【認定中古iPhoneシリーズ】リユース整備品なら格安でiPhoneが購入可能
前述のように直近で販売されているiPhoneはSE(第三世代)以外は軒並み10万円以上する高級スマホです。
特に2022年7月に円安の影響でiPhoneを含むApple製品は10~20%程値上げされたこともあって、「iPhoneは使いたいけど高くてちょっと」というケースも増えています。
そんなニーズもあって現在ドコモ、au、ソフトバンクでは、「Certified」と呼ばれるリユースiPhoneを格安で販売しています。
これらの認定中古iPhone(リユース)は下取りプログラムやアップグレードプログラムなどで回収したスマホの中から厳選した状態の良いものを検査・初期化してリユース品として販売しています。
なので補償サービスに加入できるなど状態もよく安心して購入できるのと何より圧倒的に安いです。
海外では一般的なリユース需要ですが、ここまでiPhoneが高くなってくると国内でもニーズが日に日に増してきています。
当然在庫が限られているので、先ずは以下の各キャリア公式ページからまずは認定中古iPhoneの在庫状況や価格を確認してみて下さい↓
またauのサブブランド「UQモバイル」やSoftbankのサブブランド「ワイモバイル」でも、上記の認定中古iPhoneがセット購入可能となっているので「ランニングコストも含めて出費を抑えたい」という場合には「認定中古iPhone+サブブランド」が最安クラスとなります。
今中学生に人気&お勧めのスマホ機種ランキング(Android編)
続いては、中学生に人気のあるスマホ機種ランキングのAndroid編も見ていきましょう🎵
No1【トーンモバイル TONEe22】:子供に特化した格安スマホ
子供のスマホ利用時間が右肩上がりとなっており、子供とスマホ依存症は切っても切れない関係となっています。



そんな時代だからこそ保護側での子供のスマホの管理・制限が重要度が増しており、子供向けのスマホ・キッズスマホのパイオニアである『トーンモバイル (ドコモ回線の格安SIM)』は小中学生向けのスマホとしては特に人気があります。(TONEスマホはAndroid OSなのでここにランクイン)
トーンモバイルは直近では全国のドコモショップで「エコノミーMVNO」として販売していたり、カメラのキタムラでも取り扱っているなど話題になっている格安SIMですが、子供向けとして向いている理由は以下が挙げられます↓
- 専用開発されたキッズスマホ「TONE e22」で端末価格も安価な21,780円
- 子供向け管理制限機能の真骨頂「トーンファミリー」が優秀
- ずっと変わらない低価格:月額プラン料金1,100円に必要な分だけギガを買う形式で無駄がない
- 通信速度が遅いが故に、子供のスマホ依存症を防止できる
トーンモバイルのキッズスマホに関する詳細は以下のページで解説しているので参考にしてみて下さい↓






No1【GooglePixel 7】:Googleのハイスペック機種
続いてiPhone以外(Android機種)でおすすめなのが「Google Pixel 7(グーグルピクセル7)」です。
“Googleのスマホ”というキャッチで有名なGooglePixelシリーズですが、Google Pixel 7は2022年10月発売の最新機種です。
本体価格からも分かる通り「Google Pixel 7」はAndroid機種の中でもハイスペックスマホの位置付けで、高性能カメラや長時間駆動バッテリーなどを搭載した高性能なAndroid機種です。
・バッテリー長持ち(4355mAh)
・写真も動画も最高レベルにキレイに撮れる
・CPUは最新「Google Tensor G2」チップ搭載
・2022年10月13日 発売モデル
・メーカー:Googleストア製品ページ
- ドコモ定価:75,350円(ドコモで7の販売なし 左は7aの価格)
- au定価:68,220円
- ソフトバンク定価:79,920円
※税込表記価格
No3【Xperia 10 IV】:Sony製の国産スマホで価格も安価
Android機種の中でも価格面でおすすめなのが「Xperia 10 IV」です。
Xperiaと言えばSony製の国産スマホとしても根強い人気がありますが、中でも「Xperia 10 IV」はミドルスペックでお手頃な価格設定なのも嬉しいです。
また耐久性も高くバッテリーの持ちも良いので、1日が多忙でスマホを酷使する学生には特にお勧めできる1台です。
- ドコモ定価:64,152円
- au定価:49,480円
- ソフトバンク定価:74,880円
- 楽天モバイル定価:49,800円
※税込表記価格
No4【Rakuten Hand 5G】:楽天モバイルオリジナル機種なら実質1円
2020年に第四のキャリアとして参入した楽天モバイルですが、楽天オリジナル機種として販売されているAndroid機種『Rakuten Hand 5G』は、楽天モバイル公式でもキッズスマホとしても推している一台です。
『Rakuten Hand 5G』の最大のメリットはなんといってもその本体価格の安さで、子供名義の回線として新規契約時であれば、本体価格19,001円に各種割引で最安で実質1円(後から19,000円分の楽天ポイントが戻ってくる)まで安くなります↓
「Rakuten Hand 5G」はキッズ携帯や子ども専用スマホと言う訳ではありませんが、オプションのiフィルターを導入すれば見守りスマホとして機能制限や連絡・居場所確認が利用可能です。
ちなみに楽天オリジナル機種は人気が高く、過去に販売されていた「Rakuten mini」は在庫切れで買えなかった(現在は販売を終了)ので「Rakuten Hand 5G」も楽天モバイルの公式製品ページで在庫を確認してみて下さい↓
ちなみに実際に『Rakuten Hand 5G』をレビューしていますので参考にしてもらえると幸いです↓



中学生にお勧めの格安SIM(通信回線)
ここまでは中学生にお勧めのスマホ機種をiPhoneとAndroidに分けてランキング形式で紹介しましたが、スマホだけでなく「中学生向けにお勧めな通信会社」も解説していこうと思います。
格安SIM No1:LINEMO(ラインモ)
『LINEMO(ラインモ)』はソフトバンクが2021年頭に立ち上げた新ブランドで、割安な2プランとLINE使い放題の「LINEギガフリー」が特長の通信会社です。
- コスパ〇のシンプルな2プラン「ミニプラン(3GB)」と「20GBスマホプラン(20GB)」
- カバー率も〇な爆速ソフトバンク回線なので安心&スムーズ
- 無料でソフトバンクのフィルタリング「あんしんフィルター」が利用可能
- LINEのデータ消費がゼロ=使い放題の「LINEギガフリー」が両プランとも無料で使える
- LINEの年齢認証&ID検索が可能(LINEからの問い合わせも可能)
- クレジットカード以外にも口座振替(銀行引落)でも支払可能(契約後はPayPayも可)
特に現在LINEMOでは「ミニプラン3か月間実質無料キャンペーン」と「スマホプランで10,000PayPayプレゼントキャンペーン」を実施しており、タダでさえ安い料金なのに特典付きでお得に使えてしまうので文句なしにお勧めです🎵
\ LINE使い放題のギガフリー付 /
格安SIM No2:ahamo(アハモ)
名前を聞いたことがある人も多い『ahamo(アハモ)』ですが、ドコモが2021年に立ち上げた新ブランド(厳密にはドコモの料金プランの1つ)で、かなり若者向けのオンライン専用のサービスとなっています。
数多くある通信会社の中でもahamo(アハモ)の特長をまとめると以下の通りです↓
- 容量も充分なシンプル1プランだから迷わない:月容量20GBで月額2,970円
- 「5分以内の国内通話料金無料」が無料付与(料金プランに含まれる)
- 足りなければ +月額1,980円の「大盛りオプション」加入で月容量100GBまで増量可能
- ドコモ回線なのでカバー率・安定した高速通信が可能
- ahamoでドコモのiPhone機種がセット購入可能(リユース品も)
- 無料でドコモのフィルタリング「あんしんフィルター」が利用可能
- クレカが無くても口座振替でも支払可能
- dカードGOLD払いならデータ量が月5GBの特典あり
ahamoは月容量20GBのプランのみなので「結構動画やゲームでギガを使う」という場合には特にお勧めできます↓
\ ドコモの若者向けブランド /
格安SIM No3:楽天モバイル
機種ランキングでも登場した楽天モバイルですが、料金プランで見ても大手4キャリア中最安だったり、学生に人気のiPhoneがキャリア最安で購入できたりと、実は学生(特に中学生・高校生・大学生)に向いている通信会社でもあります。
- 未成年でも本人名義で契約可能(ウェブでも楽天モバイルショップでも)
- 支払方法がクレカ以外にも「口座振替(銀行引落)」「代金引換」「楽天ポイント払い」まで多様
- 18歳未満の未成年には高性能のフィルタリング「あんしんコントロールbyi-フィルター」が使える
- 楽天学割が使える(15~25歳限定)
- 申込キャンペーンの楽天ポイント還元がウマすぎる
- 学生に絶大な人気を誇るiPhoneが最安で購入できる
- 楽天オリジナル機種「Rakuten Hand 5G」も安く子供向けにも◎
- 料金プランが従量制でも最安級
- 全国の楽天モバイルショップの店頭でもサポートが受けられる
特に一般的な格安SIMの場合、料金が安い分無制限プランがなかったりしますが、楽天モバイルの料金プラン『Rakuten最強プラン』は使った分だけ段階的に料金が上がる”従量制プラン”となっており、どのステップでも業界最安級の価格帯になっているのでほぼ全てのユーザーにとって最安で使えるのが魅力です↓
格安SIM No4:ワイモバイル
ワイモバイルでは「学生に人気のiPhoneがセット購入可能(認定中古iPhoneも販売)」だったり「ソフトバンクと同じあんしんフィルター」が使えたり、「毎年12月頃~5月末まで18歳以下限定で学割キャンペーン」を実施していたりと、キッズ~学生向けのキッズスマホにかなり向いています。
- ワイモバイルでは学生に人気のiPhone(新品/リユース品)が端末値引ありで安くセット購入できる)
- ソフトバンクと同じ「あんしんフィルター」が無料で利用できる
- 【現在終了 次回は2023.12~濃厚】毎年12月頃~翌年5月末まで18歳以下限定の学割キャンペーン「ワイモバ親子割」で1,100円×1年間割引
- 18歳未満の未成年でも12歳以上なら本人名義での契約も可能(店舗限定)
- 家族割もあるので保護者がワイモバイルならさらに安く
- 全国のソフトバンク・ワイモバイルショップの店頭でもサポートが受けられる
- ソフトバンクのGPS居場所検索サービス「位置ナビ」がワイモバイルでも使える
- 支払方法にクレカ以外に口座振替も選択できる
- 進研ゼミと共同で「スマホリテラシー学習サイト」や「スマホデビュー検定」「親子スマホルールリスト配布」等アフターにも力を入れている
特にワイモバイルは毎年12月頃~翌年5月末まで「学割キャンペーン」実施され、1年間で合計1万円分以上の料金割引があったりと明らかに学生向けでお勧めです↓



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中学生にお勧めできる格安SIM&スマホ選びについては以下ページでかなり詳しく解説しているので、「通信会社+スマホ端末」で中学生にお勧めを探しているなら是非参考にしてみて下さい↓
ドコモauソフトバンクでも学生向けの安価プランを提供している
また、ドコモauソフトバンクでも現在は学生向けの比較的安価な料金プランを提供しているので、大手3キャリアでも一般向けの料金プランを契約するより月額料金を抑えることが出来ますよ。
キャリア | 学生用の安価プラン | 月容量とプラン料金 |
ドコモ | 「U15はじめてスマホプラン(5GB)」 (15歳以下限定プラン) |
月5GBで月額1,815円 |
「U15はじめてスマホプラン(10GB)」 (15歳以下限定プラン) |
月10GBで月額2,695円 | |
au | 「スマホスタートプランライト」 (22歳以下限定プラン) |
月4GBで月額2,453円 |
「スマホスタートプラン」 (22歳以下限定プラン) |
月20GBで月額4,103円 | |
Softbank | 「スマホデビュープラン(ライト)」 (5~22歳限定プラン) |
月4GBで月額2,266円 |
「スマホデビュープラン+(ベーシック)」 (5~22歳限定プラン) |
月20GBで月額3,916円 |
ドコモ、au、ソフトバンクで中学生にお勧めの機種や料金プラン・割引キャンペーンについては、以下でキャリア別に解説しているので「キャリアは決まっている」という方は参考にどうぞ↓








