中学生や高校生のスマホはiPhoneとAndroidどっち?お勧め機種やメリットデメリット

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子供はiPhoneとAndroidどっちが多い?⇒10代のiPhone率は7割超と全世代で最も高い

最近では中学生の86.6%が高校生の97.3%が自分用のスマホ所持するなど学生のスマホが当たり前となっています。

特にスマホデビューの平均年齢も下がっており最も多いのが「小学校6年生」⇒次いで「中学1年生」の順でスマホを持たせる家庭が多くなっています。

いざ「スマホデビュー」だったり「機種変更」の際に気になるのが「子供のスマホはiPhoneがいいのかAndroidがいいのか」という点でしょう。

iPhone-VS-Android

まず10代全体でのiPhoneとAndroidの所有率を比較してみると、

「男性10代」:
iPhone率:70.1%
Android率:28.0%

「女性10代」:
iPhone率:84.1%
Android率:15.3%

と、10代全体では男女ともに飛び抜けてiPhoneの所有率が高いのが分かります。

性別/年代 iPhone率 Android率 その他
全体: 44.10% 51.50% 4.40%
男性10代: 70.10% 28.00% 1.90%
男性20代: 57.00% 41.40% 1.90%
男性30代: 40.00% 56.30% 3.70%
男性40代: 36.60% 58.00% 5.40%
女性10代: 84.10% 15.30% 0.60%
女性20代: 70.20% 28.50% 1.30%
女性30代: 49.20% 49.10% 1.70%
女性40代: 41.70% 54.20% 4.10%

情報源:メイン利用スマホのOS利用率 iPhoneが44.1%、Androidが51.5% (MMD研究所)

日本全体でみるとiPhoneが44.1%、Androidが51.5%とAndroid率の方が若干多いくらいの違いなのですが、10代の場合は全然状況が違って圧倒的にiPhone利用者が多いのが分かります。

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中学生や高校生のスマホ機種も人気なのはiPhoneだが、学年が低いほどAndroidが多い

また10代の中でも学年別(小・中・高校生)に分けてiPhoneとAndroidの所有率を見てみます。

12歳~18歳のスマホを所有する中学生、高校生の男女6,958人を対象とした統計調査の結果が以下です↓

学年/性別 iPhone所有率 Android所有率
中学生 男子 50.0% 43.8%
女子 73.7% 20.5%
高校生 男子 67.2% 31.4%
女子 84.9% 13.8%

情報源:中高生が利用しているスマートフォンの割合、iPhoneが74.2%、Androidが21.9% (MMD研究所)

この統計結果から分かることは、

学年が低いほどiPhone所有率が下がる(Android所有率が上がる)
男子よりも女子の方がiPhone所有率が上がる(Android所有率は下がる)

という事です。

中学生男子の場合iPhoneとAndroidの割合にそこまで差がないですが、反対に高校生女子の場合はiPhone84.9%と全世代中でも最も高く「7人中iPhone所有者が6人」というレベルでiPhoneシェアが高いです。

この辺の統計情報や周りの子のスマホ機種なども併せて選んでみてはいかがでしょうか。

学生の機種選び:iPhoneのメリット&デメリット

ここまでは10代・中高生のiPhone・Androidの利用率についての情報でしたが、ここからはiPhoneとAndroidスマホを選ぶメリットやデメリットについて解説していきます。

iPhoneのメリット➀:アプリに関するセキュリティの高さ

まずiPhone(iOS)ではアプリは基本的にApp Store公式からしかダウンロード出来ず、Androidのように安全性の低いサイトから危険なアプリをダウンロードしてしまうリスクはありません。

またAppleのアプリの審査はGoogleの審査以上に厳しく、Appleの審査を通過し安全性が確認されたアプリしかiPhone(iOS)端末にダウンロードできないようになっています。

iPhoneのメリット➁:インターフェースが同じなので違うiPhoneモデルでも操作方法がほぼ同じで迷わない

iPhoneはモデルが違ってもUI(ユーザーインターフェース)はほとんど変わらないので、機種変更したとしたも画面も操作性も迷わずにすぐに対応できるのが魅力です。

これはiPhoneしか使った事がない人からすれば当たり前の事ではありますが、AndroidにはiPhone以上に様々な機種があり、UIや操作性も機種によって結構違ったりします。

例えば保護者がiPhoneユーザーなら、子供に持たせたiPhoneに関しても同じ感覚で操作ができますし、操作を教える/教わることもできます。

iPhoneのメリット➂:保護者がiPhoneを使っていれば、iOS標準搭載機能「スクリーンタイム」でペアレンタルコントロールが容易

保護者がiPhone(iOS)を使っていて、子供もiPhone(iOS)を使っている場合には、iOSに標準搭載されている制限・管理機能『スクリーンタイム』で子供のiPhoneの制限を保護者のiPhoneから遠隔で設定できます。

iPhone(iOS)標準搭載の制限&レポート機能「スクリーンタイム」

詳しい設定方法はApple公式ページにも記載されていますが、親子ともiPhoneの家庭は結構多いので保護者の方は覚えておいて損はないでしょう。

参考:iPhoneのファミリー共有でペアレンタルコントロールを設定する (iPhoneユーザーガイド)

iPhoneのデメリット➀:iPhoneの端末価格が高い ⇒1~2年前のモデルでも充分

続いてiPhoneを子供に持たせるデメリットですが、最大のデメリットは何と言ってもその端末価格の高さでしょう。

以下は直近でのiPhoneのApple定価ですが、2022秋発売のiPhone14シリーズは最小ストレージのモデルでも本体価格は10万円を超え、Pro版・最大ストレージモデルなどになれば20万円を超えます↓ (世界的にはiPhoneは高級ブランドのスマホという認識)

【iPhoneの本体価格一覧(Apple定価)】
・iPhone14(128GB):119,800円
・iPhone14 Plus(128GB):134,800円
・iPhone14 Pro(128GB):149,800円
・iPhone14 ProMAX(128GB):164,800円
・iPhoneSE(第三世代/64GB):62,800円
・iPhone13(128GB):107,800円
・iPhone13 mini(128GB):92,800円

参考:Apple公式iPhone

子供のスマホに10万円以上は大きな出費ですし、Apple公式でも「iPhoneの平均寿命は3年」とされているので3年間毎に同じ出費で機種変更し続けることになります。

最近ではリユースiPhoneも人気に

特に2022年7月から円安で国内のApple製品が軒並み10~20%ほど値上がりしたこともあって、直近では新品だけでなく中古・リユースiPhoneのニーズが増しています。

事実ドコモauソフトバンクでは、端末返却プログラムで回収したiPhoneを検査・初期化・整備して「認定中古iPhone」としてリユース販売しており、ここ最近人気は増しています。(「認定中古iPhone」については後述のお勧めiPhoneでも解説しています)

前述の通り10代のiPhoneニーズは全世代で最も高いですが、そもそも「最新機種が10代に人気」な訳ではなく、単純にiPhoneであればモデルは特に拘りはない意見が多いです。

もし子供にiPhoneを検討しているのであれば、新品であれば「廉価版のiPhoneSE(スーパーエディション)シリーズ」や「数年前の比較的安いモデル」を。リユース品でも問題なければ「キャリアの認定中古iPhone」などを検討してみてはいかがでしょうか。

学生の機種選び:Androidのメリット&デメリット

続いてはAndroid機種のメリットとデメリットについて解説していきます。

Androidのメリット➀:機種やデザインが様々&ミドルスペックなら定価3万円台もありiPhoneより安い

iPhoneはどのモデルでも統一されたデザインなのに対して、Androidスマホの機種は複数のメーカーがデザインも大きさも機能も様々な機種を発売しているので圧倒的に選択肢が多いのが特長です。

例えばゲーミングスマホだったり、カメラが優れていたり、耐久性やバッテリーの持ちに特化した機種もあり、自分好みの機種が選べます。

またデザインや機能だけでなく、価格帯も2万円くらいの安い機種から10万円を超えるハイスペックモデルまで様々な機種が発売していますが、全体的にiPhoneに比べて端末価格は安い機種が多いです。

ミドルスペックのAndroidであれば定価3万円台の機種も多く、キャリアなら端末値引き込みで更に安く購入できるのでコストパフォーマンスが高いです。

Androidのメリット➁:フィルタリンク&ペアレンタルコントロールアプリが豊富

また前述の通りAndroidのアプリはAppleほど審査が厳しくないですが、その分iPhoneに比べても多くのアプリが世の中に存在します。

18歳未満の未成年のスマホにはフィルタリングアプリを導入する義務がありますが、フィルタリングアプリやペアレンタルコントロールアプリもiPhoneよりもAndroidの方が種類が多く、選択肢が多いです。

また自由度もAndroidアプリの方が高く、例えばキャリアが無料提供している「あんしんフィルター」や定番の「i-フィルター」もiPhone版よりもAndroid版の方が利用できる機能が多かったりします。

Androidのメリット➂:Google謹製のフィルタリング&ペアレンタルコントロールアプリ「ファミリーリンク」が利用可能

またAndroid機種であれば、Google謹製のフィルタリング&ペアレンタルコントロールアプリ『ファミリーリンク』も無料で利用可能なので、子供のAndroidスマホのフィルタリングや機能制限で迷ったらファミリーリンクを使うのも良いでしょう。

Google謹製のフィルタリング&ペアレンタルコントロールアプリ「ファミリーリンク」の公式ページのイメージ画像

Androidスマホで使える「Googleファミリーリンク」の機能
・Google 検索のフィルタ
・Google でのアクティビティの設定
・Google Play での使用制限
・Chrome でのウェブサイトの制限
・利用時間の制限
・GPS 対応デバイスの位置情報
・アプリのアクティビティ
・アプリのブロックとアプリの権限

上記のようにGoogleファミリーリンクを使えばウェブフィルタリングから端末の利用時間の制限設定、アプリ毎のブロック、GooglePlayでの利用制限まで可能となっています。

参考:Googleファミリーリンク公式ページ

Androidのデメリット➀:アプリの安全性はiOSより低い

1つ前のAndroidのメリットと表裏一体な部分ではありますが、Android用のアプリは公式のGoogle Playストア以外でもダウンロードできてしまうため、安全性の低いサイトから悪意のあるアプリをダウンロードしてしまう可能性もあります。

アプリを開発する側にとっても自由度が高く、様々なアプリをスピーディーに世にリリースできる反面、悪意あるアプリも簡単に配布できてしまいます。

アプリの審査もAppleほど厳しくないので、GooglePlayからダウンロードしたからと言って安全なアプリだけとは限りません。

2023年中学生&高校生にお勧めの人気スマホ機種(iPhone編)

という事で、実際に中学生や高校生向けにお勧めできるスマホ機種を「iPhone」と「Android」に分けてみていきます。まずはiPhoneでおすすめの機種から解説します↓

学生にお勧めのiPhone機種➀:iPhoneSE(第三世代)

★iPhoneSE(第三世代)

学生に特に人気のiPhoneですが、最近では軒並み定価10万円以上する高級端末です。

そんな中iPhoneSE(第三世代)は2022年3月に発売された廉価版モデルのSE(スーパーエディション)で、本体定価はAppleで62,800円と他の最新モデルに比べて半額近くまで安いので学生のスマホデビューには最もお勧めの機種です。

また安いですが、処理能力を司るCPU部分のチップはiPhone13シリーズと同じA15Bionicチップを搭載しているので、ミニサイズのiPhone13といった感じです。

【iPhoneSE(第三世代)の特長】
・最新iPhoneの中でも特に安く購入できる(2022年3月発売モデル)
・CPUはiPhone13シリーズと同じA15Bionicチップを搭載
・ホームボタンがあり小型で持ち歩きやすい
・Apple公式での本体定価:62,800円(税込)

参考:iPhoneSE(第三世代) Apple公式

学生にお勧めのiPhone機種➁:iPhone14

★iPhone14

続いて学生にお勧めできるのが、iPhoneシリーズの2023年発売最新モデル「iPhone14」です。

2022年秋発売の最新モデルなので最高スペックと機能を搭載しているのもそうですが、一番新しいモデルなのでより長く何年も最前線で使うことができる点も評価できます。

2023年春には新色のイエローが発売されている他、iPhone14には画面が大きい「iPhone14 Plus」もあるのでスマホで動画を視聴するのにもピッタリですし画面が大きいので視力低下も他よりし難いかもしれません。

【iPhone14の特長】
・2023年秋発売の最新機種のiPhoneモデル
・画面が大きいiPhone14 Plusもある
・Apple公式での本体定価:119,800円(税込)

参考:iPhone14 Apple公式

学生にお勧めのiPhone機種➂:認定中古iPhone(リユース)という選択肢も

直近で販売されているiPhoneはSE(第三世代)以外は軒並み10万円以上する高級スマホです。

特に2022年7月には円安の影響でiPhoneを含むApple製品は10~20%程値上げされたこともあって、「iPhoneは使いたいけど高くてちょっと」というケースも増えています。

そんなニーズもあって現在ドコモやau、ソフトバンクでは、「認定中古iPhone」と呼ばれるリユースiPhoneを格安で販売しています。

★ソフトバンク認定中古品iPhoneの実際の販売価格iPhone11&iPhone11Pro

ドコモ、au、ソフトバンクで販売しているリユースiPhoneは、下取りプログラム・アップグレードプログラムなどで回収したスマホの中から厳選した状態の良いものを検査・初期化してリユース品として販売しています。

なので補償サービスに加入できるなど状態もよく安心して購入できるのと何より圧倒的に安いです。(メルカリなどで赤ロムを掴まされたり一部壊れていたりといったリスクもない)

ただキャリアの認定中古iPhone在庫が限られているので、各社公式ページから認定中古iPhoneの価格や在庫状況を確認してみて下さい↓

参考:
ドコモ 認定中古iPhone公式ページ
ソフトバンク 認定中古iPhone公式ページ
au Certified iPhone公式ページ

また大手3キャリアのサブブランド会社である「ワイモバイル」や「UQモバイル」の他、ドコモの新ブランド「ahamo(アハモ)」でもキャリア認定中古iPhoneをセット購入できるので端末代もプラン料金も安くすることができるのでお勧めです。

参考:
ワイモバイル 認定中古iPhone
UQモバイル 認定中古iPhone
ahamo 認定中古iPhone

2023年中学生&高校生にお勧めの人気スマホ機種(Android編)

続いては2023年時点で中学生や高校生にお勧めできるAndroid機種についても見ていきましょう↓

学生にお勧めのAndroid機種➃:Galaxy A23 5G

Galaxy A23 5G SCG18の製品写真

ある程度価格を抑えて使いやすさ重視のAndroidスマホを買うなら『Galaxy A23 5G』でしょう。

新品のスマホが定価で3万円台(から各種端末値引も)という価格で購入できるのはiPhoneには真似できないコスパと言えるでしょう。

またメーカーであるサムスン公式ページにも記載されているように、「はじめてのスマホ」を想定した機能「かんたんモード」が搭載されているのも特長です。

「かんたんモード」では、大きい文字とアイコン、コントラストが変更され、見やすくわかりやすいのでスマホの操作を覚えやすいです。

【Galaxy A23 5G の特長】
・スマホデビュー向けの「かんたんモード」も使える
・お手頃な本体定価:au:36,960 円 (税込)
・発売日は2022年10月27日
・メーカー:SAMSUNG (サムスン)製品ページ

学生にお勧めのAndroid機種➄:GooglePixel 7

Google Pixel 7

続いてiPhone以外(Android機種)でおすすめなのが「Google Pixel 7(グーグルピクセル7)」です。

“Googleのスマホ”というキャッチで有名なGooglePixelシリーズですが、Google Pixel 7は2022年10月発売の最新機種です。

本体価格からも分かる通り「Google Pixel 7」はAndroid機種の中でもハイスペックスマホの位置付けで、高性能カメラや長時間駆動バッテリーなどを搭載した高性能なAndroid機種です。(更に上位モデルのPro版もあります)

【GooglePixel 7の特長】
・”Googleのスマホ”で有名
・バッテリー長持ち(4355mAh)
・写真も動画も最高レベルにキレイに撮れる
・CPUは最新「Google Tensor G2」チップ搭載
・本体定価: au:87,310 円(税込)
・2022年10月13日 発売モデル
・メーカー:Googleストア製品ページ

学生にお勧めのAndroid機種➂:TONE e22

子供向けの格安SIMの「トーンモバイル」のオリジナルAndroidスマホ機種「TONE e22」

Androidスマホで特に小学生~中学生にお勧めできるのが、トーンモバイルという格安SIMが専用開発している『TONE e22』というAndroid機種です。

このスマホは他の通信会社では販売されておらず、トーンモバイルの回線契約とセットで購入する形になりますが、子供専用に開発されただけあって「フィルタリング」は勿論様々な制限機能を保護者側から遠隔設定できたり、「AIによるレポートやアラート」「自撮り検知カメラ」まで搭載されており、子供向けとしてはこれ以上のキッズスマホはないでしょう。

トーンモバイルでできる見守り機能や制限機能

特に自制心がまだまだ弱かったりネットリテラシー・スマホリテラシーが乏しい小学生~中学生の初スマホや、キッズ携帯代わりの防犯用見守りスマホとして人気があり、「安心」を重視するなら最もお勧めの一台です(月額1,100円の回線契約とセット)

【GooglePixel 7の特長】
・「TONE e22」子供向け格安SIM「トーンモバイル」で販売しているオリジナルAndroid機種(回線とのセット契約)
・東京都推奨の見守り機能「トーンファミリー」で見守り・制限機能・レポートも可能
・本体定価:21,780 円(税込)
・2022年6月発売モデル
・メーカー:トーンモバイル(格安SIM)

最新の中学生のスマホ選びについて以下のページで詳しく解説しています↓

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