全国のドコモショップで受付 子供向け格安SIM「トーンモバイル for ドコモ」って何?
最近では学生のスマホの普及率も飽和状態に近いところまで上昇していますが、YouTube中毒、スマホ依存症、学力低下、視力低下、SNSやネットトラブルなど、子供のスマホトラブルも後を絶えません。
そんな背景から「トーンモバイル」という子供向けの格安SIMのニーズが高まっていますが、2021年12月にドコモの「エコノミーMVNO」仲間入りをして新たに「トーンモバイル for ドコモ」というサービスが誕生しました。
「トーンモバイル for ドコモ」は現在全国のドコモショップで受付ができるので、もしかしたらドコモショップで見かけたことがある人もいるかもしれませんね。
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子供向け格安SIM「トーンモバイル」からスマホ依存症対策できる小中学生向け格安SIMが登場↓
“トーンモバイルforドコモ”が運営する「TONE for iPhone」はiPhone用のSIMカード(回線契約):iPhoneに差せば子供の見守りスマホに
2024年2月追記:
トーンモバイルでは2024年2月からiPhoneだけでなくAndroidでも差せば使えるSIMカードが発売されています。トーンモバイルのSIMカードサービスの対応機種はこちらで確認できます。
詳しくは後述しますがドコモショップなどで申込ができる「トーンモバイル for ドコモ」は元々の格安SIM「トーンモバイル」とはサービス内容が若干異なり、iPhone用のSIMカード(通信回線)のサービス提供となっています。
名前が似ていて混同しがちですが、iPhone用のSIMカードのサービス名が「TONE for iPhone」で、それを運営しているのが「トーンモバイル for ドコモ」(ドコモとトーンモバイルの共同)
ブランド名(運営): | 『トーンモバイル for docomo』 |
料金プラン名: (サービス名称) |
『TONE for iPhone』 ※月額1,100円の中速無制限でiPhone用のSIMカード |
そんな「トーンモバイル for ドコモ」が提供するiPhone用のSIMカードサービスの内容をまとめると以下の通りです↓
手元のiPhone(iPhone6s以降のモデルで動作)やAndroidに差せば「お下がりiPhone」として子供に持たせられる
子供向けの見守り&制限機能が使えるオプション「TONEファミリー」が月額308円で加入可能
動画視聴やアプリダウンロード・ゲームなどの高速通信は「動画チケット」を1GB単位で追加する形式
トーンモバイルオンラインや全国のドコモショップ、カメラのキタムラの取扱店で店頭申込可能
トーンモバイルの代名詞『トーンファミリー(月額308円オプション)』でiPhoneの見守り&制限も万全
特に「トーンモバイル」と言えば「子供向けスマホのパイオニア」という事で、トーンモバイルで定評のある子供向け見守り・制限制限機能が「TONE for iPhone」でも利用可能です↓
アプリの利用制限(各アプリの利用時間を制限)
App Storeのアプリの年齢対象のレーティングに合わせて制限
有害なサイトへのアクセス・表示をブロック(ブラックリスト)
保護者側で許可したサイトだけをアクセス・表示(ホワイトリスト)
安全ではない着信時に警告する「あんしん電話」
TONE AIが自動で見守り
またトーンモバイルの代名詞と言っても過言ではないTONEの見守り機能オプション『TONEファミリー』も、「TONE for iPhone」でも月額308円で利用でき、以下のような豊富な制限機能や見守り機能を使う事が可能です↓
GPSで居場所を見守り(居場所確認や乗り物通知、ジオフェンス機能)
スマホ全体/アプリ単位での利用時間制限でスマホ依存を予防(iPhoneでは一部アプリが利用制限の対象)
実際にドコモショップで貰えるサービス内容の記載された説明書類に詳細も記載されているので、気になる点は確認してみて下さい↓
「トーンモバイル for ドコモ」の料金面:月額1,100円の「中速無制限」プラン + 必要に応じて1GBの高速チケットを追加する形式
トーンモバイルと言えば月額1,100円で動画以外使い放題(中速無制限)というサービス内容でしたが、ドコモショップで取り扱っている「TONE for iPhone」でも同じ月額1,100年という低価格で利用可能です。
あくまで格安SIMなのでプラン料金が1,100円と安く、他は先述の「TONEファミリー」オプションで月額308円&初月に契約事務手数料が3,300円がかかるくらいなので、初期費用もランニングコストもかなり抑えられます。
動画視聴やアプリダウンロードなど高速通信を使う場合には都度動画チケットを1GB単位で購入する形式
一般的なスマホ会社の料金プランと言えば「月額〇円で月容量△GB」のような形ですが、トーンモバイルは「最低限の通信速度が月額1,100円 + 動画やアプリダウンロードなどに必要なギガ分だけ”動画チケット”として追加購入する」という珍しい料金プランになっています↓
なので動画やアプリダウンロードなど高速通信が必要な場合だけ、1GB単位で動画チケットを購入する必要があります。(基本料金プランに1GB分が無料で使える)
最近だとpovo2.0が基本無料+完全トッピング制に変更されたので、それと一般的な料金プランの中間のような感じでしょうか。
実際にトーンモバイルを利用している小中学生の平均の月の「動画チケット」の購入枚数は以下の通り1~2枚程度なので、それを含めてもそこまでスマホ代が膨らむことも少なそうです↓
ちなみにWi-fi環境なら「動画チケット」を使わなくても動画閲覧・アプリダウンロードは可能です。
【トーンモバイル for ドコモの基本料金プラン】
月額料金: | 1,100円/月 |
データ通信容量: | 無制限 |
高速通信: | 動画チケット(1GB/330円)で都度購入 ※月に1GB分の動画チケットは無料で使える |
通話料: | TONE電話(050のIP電話): ・国内の一般加入電話:14.3円 /3分 ・国内のケータイ・PHS:23.1円 /1分 ・トーンモバイル同士は0円 携帯番号への発信:18.7円 /30秒 |
契約事務手数料: | 3,300円 |
最低利用期間と解約金: | 24か月 ※最低利用期間中に解約すると違約金1,000円(不課税) |
「TONE for iPhone」では090/080/070から始まる一般的な携帯電話番号の他に、050から始まるIP電話番号「TONE電話」も無料付与され、それぞれで通話料金が異なります。(TONE電話の方が通話料が安い)
という事で「トーンモバイル for ドコモ」でかかる料金をまとめると以下の通りです↓
契約事務手数料:3,300円(初回のみ)
「TONEファミリー」オプション料金:308円/月(加入任意)
「動画チケット」:高速通信が必要な場合は330円/GB で都度購入(任意)
通話料金:国内通話:11円(税込)/30秒
※TONE電話の場合の通話料は以下↓
・トーンモバイル同士:0円
・国内携帯電話宛: 23.1円(税込)/1分
・国内一般加入電話宛: 14.3円(税込)/3分
サービス等の詳細は公式サイトにも記載されているので確認してみて下さい↓
「TONE for iPhone」では手持ちのiPhoneを「お下がりiPhone」として使える
特に「トーンモバイル for ドコモ」が提供する「TONE for iPhone」のメリットの1つに、「手元にあるiPhoneをお下がりスマホとしてリユースして節約できる」という点でしょう。
昨今では最新iPhoneの本体定価も12万円~とかなり高騰していて、子供のスマホデビューにiPhoneを買うのに躊躇する保護者も多いと思います。
しかし正直日常使いなら昔のiPhoneでもそこまで問題はないので、保護者が昔使っていて家に眠っているiPhoneにこの「TONE for iPhone」のSIMカードを差して「お下がりiPhone」としてリユースすれば、iPhoneの本体代の出費はもちろん無料です。
「12万円分の節約」と考えればどんな通信費よりも節約になるでしょう。
ちなみに「TONE for iPhone」で動作が確認されている(利用できる)iPhoneモデルは以下の通りで、iPhone6s以降のモデルであれば対応しています↓
「TONE for iPhone」対応機種
・「iPhone 6s」以降 (iOS15以降)
・ドコモ回線で使える端末(ドコモ用端末、SIMフリー端末、SIMロック解除済み端末)
※「iPhone 6s」以降:iPhone 6s / 6s Plus / 7 / 7 Plus / 8 / 8 Plus / X / XR / XS / XS Max / 11 / 11 Pro / 11 Pro Max / SE(第1世代) / SE(第2世代) / SE(第3世代) / 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Max / 13 / 13 mini / 13 Pro / 13 Pro Max / 14 / 14 Plus / 14 Pro / 14 Pro Max
「トーンモバイル」と「トーンモバイル for ドコモ」との違い
ここまでで解説した「トーンモバイル for ドコモ」ですが、元の子供向け格安SIMの「トーンモバイル」とはサービス内容が異なります。
詳細な違いは以下の比較表にまとめましたが、主に「スマホをどうするか」と「販路」の違いとなっています。
【トーンモバイルとトーンモバイル for ドコモの違い】
違い | トーンモバイル for ドコモ | トーンモバイル |
月額料金 | 月額1,100円(税込) | |
ギガ容量 | 中速無制限 ※高速通信は月1GBまで ※1GB単位で動画チケットで追加購入する形式 |
|
スマホのセット購入 | なし(SIMカードのみの契約なので自身でスマホを用意する) | 専用のAndroid機種「TONEスマホ」のセット購入が必須 |
販路 | ・全国のドコモショップ ・カメラのキタムラ(一部取扱店舗) ・ウェブからの申込はできない |
・ウェブからの申込 ・カメラのキタムラ(一部取扱店舗) |
「トーンモバイル」は子供向けに独自開発したAndroidスマホ「TONEスマホ」シリーズとのセット購入が必須となるサービスですが、ここまで解説してきた「トーンモバイル for ドコモ」はiPhone用のSIMカードのみサービスとなっています。
もし手元にiPhoneがあって子供のお下がりスマホとして活用したいのであれば「トーンモバイル for ドコモ」でSIMカードだけ契約する方が良いですし、手元にiPhoneがないのであれば元々の「トーンモバイル」で専用スマホをセット購入するのもアリだと思います。
また販路(申し込みができる場所)も違いがあり、「トーンモバイル」はウェブからの申し込みが可能なのに対して、「トーンモバイル for ドコモ」はウェブ申込は不可で全国のドコモショップや一部のカメラのキタムラなど実店舗に行っての契約が必須となっています。
元々のトーンモバイルの「TONE SIM for iPhone」をドコモと共同で「エコノミーMVNO」としてリニューアルした形
また混同しがちな「トーンモバイル for ドコモ」と「トーンモバイル」の運営としての違い・生まれた背景などについても解説していきます。
元々ドコモ回線を間借りして子供向けの格安SIM「トーンモバイル(運営はフリービット株式会社)」が、2021年12月からドコモの「エコノミーMVNO」の1つとして「トーンモバイル for docomo」というブランドを立ち上げたという流れです。
そして新たに立ち上げた「トーンモバイルfor docomo」内のサービスとして、iPhone向けSIMカード『TONE for SIM』が中速無制限で月額1,100円で全国のドコモショップで2021年12月22日から提供開始されたという形になります。
そして実は「トーンモバイル」では2021年後半まで「TONE SIM for iPhone」と呼ばれるiPhone向けのSIMカードを提供(現在は新規受付終了)しており、これが現在の「トーンモバイル for ドコモ」で提供している「TONE for iPhone」の前身となっています。
過去にトーンモバイルが提供していた「TONE SIM for iPhone」は月額料金が1,650円だったのに対して、現在の「TONE for iPhone」は1,100円と安くリニューアルされたと見ることもできますね。
ドコモ内の「エコノミーMVNO」の位置付け:ドコモとahamoとの比較
またドコモでは2020年にahamo(アハモ)という若者向けの割安の新ブランドを立ち上げていますが、「エコノミーMVNO」は更にそれよりも安い料金を求めるユーザーにドコモ窓口で案内するという位置付けになっています↓
ドコモのエコノミーMVNOは現在「トーンモバイル for ドコモ」の他に「OCNモバイルONE」や「LIBMO」もあり、月額500円まで対応しているのでドコモ内でも幅広く対応できるようになっています。
トーンモバイル公式オンライン申込時に「10GB分の動画チケット」が貰える配布キャンペーン
トーンモバイルのSIMカードサービス利用時に使えるキャンペーンとして「10GB増量チケット配布キャンペーン」を実施しています。
以下のトーンモバイル公式ページ上にある「クーポンを発行する」ボタンを押すと英数字1文字+数字6文字の組み合わせのクーポンコードが表示されるので、そのまま申込時にクーポンコードを発行すれば10GB分の動画チケットが貰えます↓
※上記はサンプルのコードなので、各自申込ページで発行したクーポンコードをお使いください。
このクーポンコードをメモして、トーンモバイル申込ページ上のクーポンコードのフォームに入力して申し込むことで、申込後に10GB分のギガを追加で貰えるというキャンペーンになっています。
一応「クーポンコードの有効期限が配布から14日間」となっていますが、発行して使わなくても特に問題ない&再発行できるのでとりあえずでも発行してスマホにメモしておいても損はないでしょう。
キャンペーン実施期間:2024年2月21日~(終了日未定)