ドコモは過去に2015年~2018年に「ドコッチ」という腕時計型の販売(現在は販売終了)していましたが、2024年夏に新たに腕時計型のキッズケータイ「キッズケータイコンパクト SK-41D」を発売します💡
ドコモが2024年夏以降にキッズスマートウォッチ「キッズケータイ コンパクト SK-41D」を発売へ
主に小学生の防犯&見守り用に持たせるキッズケータイ(キッズ携帯)ですが、中には”キッズスマートウォッチ”と呼ばれる腕時計型のキッズケータイも存在します。
2024年3月にドコモが発表した情報によると、2024年夏以降にドコモから腕時計型のキッズケータイ「キッズケータイ コンパクト SK-41D」というキッズスマートウォッチを発売予定との事です。
公式:キッズケータイ コンパクト SK-41D(ドコモ公式サイト)
- 価格は今後案内(現時点では未定)
- カラーバリエーションは「ラベンダー」「ブルー」の2色
- 利用シーンにあわせて3つのスタイルで使える(腕時計、バンドを取り外して専用ケースやストラップ装着も可)
- 家族など登録した相手とのみ通話やメッセージが可能な「+メッセージ」を搭載
- ウェブサイトへのアクセスやSNSへの投稿には非対応(スマホではない)
- 本体側面には「SOSボタン」(緊急連絡先に設定した親のスマホへの発信)
- ドコモのGPS居場所検索サービス「イマドキサーチ」で居場所の通知も可能
ドコモでキッズスマートウォッチ(腕時計型キッズケータイ)の発売はドコッチ以来
2024年現在で、子供の防犯&見守り用のキッズ携帯(キッズケータイ)と言えば、ドコモ、au、Softbankから以下のモデルが発売されています↓
通信会社 | キッズ携帯の機種名 | 見た目 |
ドコモ | キッズケータイ KY-41C ・2023年2月24日発売 ・定価:22,000円 製品ページ | |
キッズケータイ SH-03M ・2020年1月発売 ・定価:14,256円 製品ページ | ||
au | マモリーノ6 ・2023年2月発売 ・定価:22,000円 製品ページ | |
マモリーノ5 ・2019年2月発売 ・定価:11,000円 製品ページ | ||
Softbank | キッズフォン3 ・2023年1月発売 ・定価:20,880円 製品ページ | |
キッズフォン2 ・2020年1月発売 ・定価:18,000円 製品ページ |
特にキッズスマートウォッチ(腕時計型のキッズ携帯)は、ドコモでは2015年に発売された「ドコッチ01」以降となっています。(ドコッチは現在販売終了)
また過去にはauでもキッズスマートウォッチとして「マモリーノウォッチ」という腕時計タイプの見守り端末が発売されていましたが、マモリーノウォッチもドコッチと同様に現在販売を終了しています。
【キッズスマートウォッチ取扱の歴史】
販売元 | ドコモ | au | Softbank | SIMフリー |
過去に販売 | ドコッチ01 (2015年4月発売) (2018年販売終了) |
マモリーノウォッチ (2016年3月発売) (2020年販売終了) |
– | – |
現在販売 (2024年現在) |
キッズケータイ コンパクトSK-41D (2024年夏以降発売) |
– | – | myFirst Fone シリーズ |
なので、2015~2016年にドコモとauがキッズスマートウォッチを発売⇒数年で販売終了しているものの、ドコモは再度2024年にキッズスマートウォッチを発売する形となっています。
【現在販売終了】2015~2018年にドコモで販売されていたキッズスマートウォッチ「ドコッチ01」とは?
という事で2015年~2018年にドコモで販売されていた「ドコッチ01」というキッズスマートウォッチについても軽く解説していきます。
「ドコッチ01」はドコモで2015年4月4日に発売された腕時計型の見守り端末で、メーカーであるファーウェイ・ジャパンがドコモ向けに開発した機種です。その後2018年に販売を終了しており、2019年にサービスを終了しています。
ドコッチ01で使える機能は以下の通りです↓
- SMSの送受信
- ドコモの居場所検索サービス「イマドコサーチ」で保護者端末からドコッチ01の居場所等の確認が可能
- みまもりアラート(Bluetoothを使った保護者と距離が離れると通知する機能)
- SOS通知
- 状態モニター(活動状態・周辺温度・湿度の取得)
- 通話機能は無し
- 時計・アラーム機能
通話機能は無いですが、SMSによるメッセージのやり取りと「イマドコサーチ」によるGPS居場所検索が可能で、完全に子供の見守りに特化した端末となっています。
【ドコッチ01の本体スペック】
機種名: | 『ドコッチ01』 |
カラーバリエーション: | ホワイト / ライトブルー |
本体サイズ: | 約44mm × 44mm × 15 mm |
重さ: | 約46g(ベルト込の重さ) |
連続待受時間(静止時): | 約72時間 |
通話機能: | -(通話非対応) |
SMS機能: | メッセージSMS |
ディスプレイ: | OLED 約1.3インチ |
通信(対応バンド): | ・2GHz(Band 1) ・800MHz(Band VI) ・新800MHz(Band XIX) ・HSDPA |
防水/防塵: | ・防水:IPX5 ・防塵:IP5X |
参考:着けやすい、なくしにくい‘腕時計タイプ’の『ドコッチ 01』NTTドコモより4月4日(土)発売
ドコッチ01は主に未就学児(小学生未満)の見守りに一定の需要がありましたが、ドコモでの契約回線数は限定的だったことなどから販売とサービスを終了しています。
ちなみに現在ドコッチ01を中古で購入してドコモに持ち込んでも、ドコモ側の専用プランが存在しないので使うことができないのでご注意を。
ドコモで取扱いのあるキッズトラッカー「Fitbit」(子供の健康情報の見守り用)
また現在ドコモでは、キッズスマートウォッチではありませんが、子供の健康状態を管理するためのキッズトラッカー「Fitbit」も販売しています。
参考:
・キッズトラッカー/Fitbit Ace 3(ドコモ公式オンラインストア)
・Google Fitbit公式製品ページ
キッズトラッカーという事で、利用者(主に子供)のあらゆる運動や就寝時刻や起床時刻を記録して、保護者側のファミリーアカウントで確認する事ができます。
YouTube | Fitbit Ace 3 で、家族みんなで健康習慣づくり
こちらは子供の健康状況の管理用のウェアラブルデバイスという事で、見守り機能は無く「通話機能」や「SMS等のメッセージ機能」「居場所検索」などは使えず、見守り用の端末ではありませんので混同注意です。
その他ドコモで現在取扱いのあるスマートウォッチ(一般向け)も以下の通り取り扱っています↓
- Google Pixel Watch 2 (2023年11月21日発売 / 定価:67,870円(税込)
- Galaxy Watch6:2023年11月21日発売 / 定価:72,490円(税込)
- スマートウォッチ/Fitbit Versa 4:2023年3月10日発売 / 定価:27,800円(税込)
- トラッカー/Fitbit Inspire 3:2023年3月10日発売 / 定価:12,800円(税込)
- キッズトラッカー/Fitbit Ace 3:2023年3月10日発売 / 定価:9,490円(税込)
ドコモ以外だとSIMフリー版キッズスマートウォッチ「myFirst Fone」も見守りに定評
またドコモ以外で有名なキッズスマートウォッチとして、「myFirst Fone」シリーズというシンガポール発の腕時計タイプの子供見守り端末も販売されています。(SIMフリー)
「myFirst Fone」とは?
「myFirst Fone」は子供用腕時計型スマートフォンです。
SIMカードを入れるスマートフォンですが、外見はスマートウォッチに見えますので、通称「キッズスマートウォッチ」です。
現在の「myFirst Fone」シリーズのラインナップは以下の通りですが、腕時計ながら「ビデオ通話」やリアルタイムでの「GPS居場所検索」の他「SOSボタン機能」などの防犯機能も搭載しています。
【マイファーストフォン5機種の機能&料金比較】
MyFirst Fone シリーズ機種名 | myFirst Fone R2 | myFirst Fone R1c | myFirst Fone S3 | myFirst Fone R1s | myFirst Fone R1 |
見た目 | |||||
カラー | ・アサイー ・ミルクホワイト ・マカロンピンク ・ブルーベリー ・コットンキャンディー | ・ライトグレイ | ・スペースブルー ・コットンキャンディー | ・ブラック ・ラベンダー | |
発売日 | 2023年11月 | 2023年11月 | 2023年4月15日 | 2022年3月30日 | 2017年10月 |
本体定価 ※税込表記 | 29、980円 | 12,980円 | 24,800円 | 26,980円 | 22,800円 |
SIMカード (通信契約) | 「myFirst FreeSIM」内蔵 (最初の1か月間無料) | 「myFirst FreeSIM」内蔵 (最初の1か月間無料) | 「myFirst FreeSIM」内蔵 (最初の3か月間無料) | 無し (別途通信会社で SIMカードの契約必須) | |
SIMスロット | nano SIM (eSIM) | NanoSIM | nano SIM | ||
画面サイズ | 1.3 インチ AMOLED | 1.3 インチTFT | 1.4インチ IPSスクリーン | 1.3 インチ TFT丸型タッチパネル | |
画面タッチパネル対応 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
カメラ機能 | 〇(広角5MP) | 〇(2MP) | 〇(広角2MP) | 〇(2MP) | |
電池容量 | 605mAh | 580 mAh | 650mAh | 580 mAh | |
メモリ /ストレージ | 1GB RAM 8 GB | 1GB RAM 4 GB | 1GB RAM 8 GB | 1GB RAM 8 GB | 512 RAM 4 GB |
本体重量 | 47g | 53g | 55g | 53g | |
防水レベル | IP68 | IP68 | IP68 | IP67 | IP67 |
心拍モニター | 〇 | - | 〇 | 〇 | - |
デバイス外れアラート | - | - | - | - | 〇 |
文字盤 | デフォルト | アニメーション カスタマイズ | アニメーション カスタマイズ | アニメーション カスタマイズ | デフォルト |
バイブレーション | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | - |
専用アプリ連動 | myFirst Circle | myFirst Circle | myFirst Circle | myFirst Circle | myFirst Fone |
音声通話 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ビデオ通話 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
メッセージ送受信 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
GPS追跡 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
SOS機能 | 〇(ワンタッチSOS) | ||||
セーフゾーン (ジオディフェンス) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
MP3プレーヤー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
クラスモード | 〇 | - | 〇 | 〇 | - |
MyFirst Foneに関する情報は以下のページで詳しく解説しているので、SIMフリー版のキッズスマートウォッチを検討しているならば是非参考にしてみて下さい。
\ 腕時計型の見守り端末 /
キッズスマートウォッチのメリット・デメリット【キッズ携帯との違い】
特にキッズスマートウォッチを検討する際に比較対象になるのが、防犯ブザーのスラップが付いたキッズ携帯(キッズケータイ)とどちらを持たせるかではないでしょうか。
主にキッズ携帯と比較してのキッズスマートウォッチのメリットとデメリットを以下に挙げてみました↓
- 〇 子供がメッセージや通話の着信に気が付きやすい
- 〇 身に着けるので子供が確実に持ち歩いてくれる&紛失しにくい
- 〇 余計な機能が無いのでキッズスマホのように“スマホ依存”になりにくい
- ☓ 学校への持ち込み不可な場合がある
- ☓ 充電の持ちが悪い
- ☓ 画面が小さいので操作しにくい
特にキッズ携帯と比較してキッズスマートフォンのメリットとして挙がるのが「身に着けているので紛失しにくい」という点でしょう。
小学1年生のGPSにと購入しました。
物を丁寧に扱えない子なので身につける物でないと紛失するな、と思いこちらにしました。
カッコいいと気に入って付けてくれます。
またスマホと比較して、アプリや動画、ネットに繋がらない事がスマホ依存にならないメリットに感じている保護者の方も多いです。
子供の現状のスマートフォンからの代替でmyFirstFoneR1sを購入しました。
スマホに比べるといろいろな機能はなくなりますが、子供的にはとても喜んで使用していますので不要なことをさせたくない親としては、こちらで十分かと思います。
デメリットとしては「画面が小さいので操作しにくい」などの声がありました。
画面が小さくて操作しずらい。6歳娘も誤操作します。気を付けていてもチャット(友だち)で誤送信してしまう。
価格面でもキッズ携帯の端末価格が多機能になった分、2万円台まで上がっているのでキッズスマートウォッチとそこまで価格差が無いので、今後はキッズスマートウォッチを選択する親子も増えて来るのではないでしょうか。